「嫉妬はいらない感情」だと分かっていても、好きな相手が別の女性と仲良くしているのを見てしまえば嫉妬したくなくてもしてしまう、そんな状況に苦しむ人は多いと思います。
そのように苦しんでいる人は、根本的な考え方を見直すと嫉妬しないようになるかもしれません。
その考え方について詳しくお伝えしていきますね。
自分の問題と相手の問題を混同してはいけない

嫉妬しやすい人は、「相手がほかの女性と仲良くするから私は辛い」と思うことでしょう。
信じていたのに裏切られた気分になったり、悲しくて苦しい気持ちになったり。
私をそういう気持ちにさせているのは「相手」の問題だと思っているから、嫉妬心はいつまでも消えることがないのです。
そのため、既に恋人同士である場合には、
他の女性と仲良くすることを責める
既読スルーを責める・連絡を催促する
相手のスマホを無断で見る
自分以外の女性の連絡先を消すようにお願いする
といった行動に出てしまうわけです。
しかしこのままでは、相手の自由を奪っていることになり、相手はいつしか息苦しくなってあなたのもとから去ることになります。
女性の嫉妬や束縛が重いと感じるのは、女性が苦しいという「自分の問題」を男性の言動による「相手の問題」と混同してしまい、相手の行動を制限しようとするためです。
自分の問題と相手の問題は別である

これは嫉妬しやすい人でなくても知っておいてほしいことなんですが、相手が取った言動について自分が苦しいと感じたことは、あくまでも「自分の問題」なんです。
逆に自分が取った言動について、相手が苦しいと感じたことは「相手の問題」になります。
自分が苦しいと感じるきっかけは確かに相手の言動にあるので、相手のせいにしたくなるのでしょう。
でも実際は「自分の問題」になるので、どうしたら嫉妬しなくなるのか?と考えたときの正しい行動は、
相手の行動を制限すること
ではなく、
自分で自分に向き合うこと
になるわけです。
「相手の問題」を相手目線で考えること

では、「相手の問題」についてフォーカスしてみましょう。
例えば他の女性と仲良くしている場合、
「男女関係なく人脈を広げたい」
「恋愛感情とか一切なく仲良くなりたい」
「あわよくば、その女性とも・・・」
という相手の問題が考えられますね。
あなたが一番恐れているのは、「あわよくば・・・」の場合だと思いますが、もしそのように男性が思っていたとしても、それはあくまでも「相手の問題」であり、あなたが踏み込むべき領域ではありません。
男性は女性と接するとき、少しでも自分にとって魅力的だと感じる相手であれば「あわよくば・・・」と考えてしまうものです。
それは、独身でも既婚者でも、彼女なしでもありでも同じこと。
なので、あなたがそのことについて色々と考えたり苦しむ必要がないのです。
既婚男性が男女混合の飲み会に参加するときに、「奥さんは何も思わないのか?」という疑問が生じるかもしれませんが、その奥さんはその辺の線引きがしっかりしているのでしょう。
夫や彼氏がキャバクラや風俗に行っていることを知っても何も言わない怒らない、という女性も多いと思います。
嫉妬によって相手から別れを告げられてしまう人の大半は、相手の問題を自分の問題と混同し、そのことについて苦しみ、これ以上苦しまないための防御行動を自分ではなく相手に取ってしまっているのです。
さいごに

さて結論になりますが、好きな人に嫉妬しないための究極の方法
それは、「自分の問題」と「相手の問題」をはっきりと線引きできるようになることです。
それが難しいと感じてしまう人は、今は思いっきり嫉妬して思いっきり苦しむのがいいでしょう。
そうすればいつの日か、しっかりと線引きできるようになるはずですよ。